岩波拓也から鋭いフィードが送られると次の瞬間、ボールが向かう先で明本考浩がすでにトップスピードに乗っていた。相手を完全に振り切って抜け出し、ワンタッチで低いクロスをゴール前に送る。 ​ ゴール前で味方が同じくワンタッチで合わせたシュートは惜しくも相手GKのビッグセーブに防がれたが、よどみなく鮮やかな攻撃だった。 ​ 9日のトレーニング後、選手たちが座って雑談している中、岩波が馬渡和彰に対して「あれは一つの理想的な形」と説明していた。 ​ 明本も岩波に同調する。 ​ 「あれは一つの形です。岩波選手はいいフィードを持っていますので、信頼して走ることができます。実現するとうれしい形ですね」 ​ FUJIFILM SUPER CUP 2022 川崎フロンターレ戦[2月12日(土)/13:35・日産スタジアム]まであと1週間を切ったチームにおいても、明本の仕上がりは順調に見える。 ​ 「いやいや、そんなことはないですよ。心肺的には問題なく動けています...

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