浦和レッズ・オフィシャルマッチデー・プログラム(MDP)の清尾 淳、REDS TOMORROWの矢内由美子編集長、浦和レッズのオフィシャルライターを務める菊地正典の3人が、今季の反省も交えながら、来季に向けた期待について熱く語り合った『REDS TALK2022』の後編。前編は「リーダーが必要」という話で終えたが、その立場を誰に期待するのか、そして2023年の浦和レッズへの期待を引き続き熱く語り合った。 【矢内】 「フィールドプレーヤーとしてのリーダーは完全移籍での加入が決まった岩尾 憲選手に期待したいです。彼は素晴らしい人格者ですし、今年は加入1年目だったので発揮しきれなかったところもあるかもしれませんが、来年はチームを引っ張ってくれることに期待したいです。本人は関係ないと言ってはいましたが、今年は1年目だし期限付き移籍でした。さらにリカルド監督に求められ加入したということはゼロではなかったと思います」 【清尾】 「周囲から『リカルド監督だから試合に出られるだろ』と思われることもゼロではなかったでしょうし、そう思われるのは本人も不本意だったでしょうね」 【菊地】 「リカルド監督はレッズを離れることになりましたが、岩尾選手は完全移籍することを決めた。来年は岩尾選手にとって、いろいろな変化がある1年になりそうですね」 【矢内】 「リーダーシップは発揮してくれると思います。こんな人格者はいないと思えるくらいです」 【菊地】 「レッズはもちろん、日本代表も長く取材され、さまざまな選手と接している矢内さんがそうおっしゃるのは説得力がありますね。キャラクターでは犬飼選手もいいと思います。自分の世界観がありながら、人と明るく接することができる選手です。プレーはもちろんのこと、チームの中心になるという意味でも来年は期待したい存在です」 【清尾】 「リハビリで足を引きずっているのにニコニコしながらあいさつできる。そういう点ではチームにいい影響を与える選手だと思います」 【矢内】 「リーダーとともに競争も必要ですよね。競争の質も上げてほしいです」 【清尾】 「ここ数年はJ2リーグのクラブから優秀な選手が加入していますが、そういう選手たちがもっと伸びなければレギュラーとして定着できないという環境が必要ですよね」 【矢内】 「特にシーズン途中で加入した外国籍選手はフィットに苦労した印象でしたが、日本に来てしばらく経ちますし、今季は開幕から戦えるので、さらに順応することを期待しています」 【清尾】 「3年目になる大久保智明選手もさらなるブレイクスルーを期待したいです...

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