「今回のゴールは取り消されないだろうと思っていましたので、素直に喜べました」 明治安田生命J1リーグ 第9節 徳島ヴォルティス戦で先制ゴールを決めた関根貴大はそう冗談めかしながら表情を崩した。 埼玉スタジアムで3日に行われた明治安田生命J1リーグ 第7節 鹿島アントラーズ戦【MATCH PARTNER 三菱UFJニコス】でも流れの中からヘディングシュートでゴールネットを揺らしていた。2-1からの勝敗を決定付けるゴールかと思われたが、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)判定によってノーゴールに。関根のシュートシーンはもとより、クロスよりさらに前のプレーに対する判定だった。 関根は「喜んでしまったことも恥ずかしいです」と再び冗談めかしたが、VARでの取り消しは「むなしいもの」だった。 その1週間後、関根は正真正銘のゴールを決めた。関根がボールに触れるまでファウルになりようがないプレー。だから取り消される不安はなかったが、それ以上に手応えのあるゴールだった。 なぜなら、デザインされたプレーから生まれたゴールだったからだ。 左からのCK。キッカーの小泉佳穂がショートパスを送ると、山中亮輔の...

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