木原 励は、11月9日(水)から12月1日(木)までの約1ヵ月間、タイのムアントン ユナイテッドのトレーニングに参加した。ムアントン ユナイテッドとのパートナーシップの一環で、トップチーム若手選手の強化を目的に行われた今回のトレーニング参加。タイでのトレーニングや生活や感じたこと、この経験を踏まえた来季の意気込みなどを語った。 【木原 励】 ムアントン ユナイテッドのトレーニング参加は、とても貴重な経験になりました。そもそも楽しみな気持ちでしたが、振り返っても楽しかったという感想が最初に出てきます。 タイに到着した際にも期待感がありました。空港に到着すると日本とは違う雰囲気を感じ、外国に来たんだと実感しました。タイは11月も暑いと聞いていましたし、確かに日本の11月に比べれば暑かったのですが、驚くほどではありませんでした。 空港からは高速道路を使って移動しましたが、まずそこで日本との大きな違いを感じました。路側帯を当たり前のように車が走っていたのです。日本ではあり得ないことが起こっていると思いました(笑)。街中の道路も歩行者用の信号があまりありませんし、歩行者優先ではなく車は止まりません。交通整備に関しては驚くことが多かったです。 タイには4月にもAFCチャピオンズリーグ グループステージで行っていましたが、日本語を話せる人が周囲にいるかいないかで環境は全く違いました。普段の生活でもトレーニングでも基本的に通訳もいませんでしたし、自分たちでやらなければいけないこともたくさんありました。 それでも、不自由なく生活できていました。食事の面でも、普段生活している場所の近くに日本食のレストランがありました。外国で食べる日本食は日本と味付けが違うことも多いと聞きますが、そのレストランは日本で食べる食事と大きな違いはなく、おいしい食事をいただくことができました。 タイ料理のレストランにも行きましたが、トムヤムクンや甲殻...

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