2020年10月11日
捲土重来のゴール
圧倒的なスピードで前を走る相手2人を追い抜き、左足をボールに当てる。体ごとゴールに入っただけではなく、足がゴールネットに絡まってもつれたほどの勢いだった。
チーム4試合ぶりの得点を決め、4試合ぶりの勝利をもたらしたのは、汰木康也だった。そしてそのゴールは汰木にとって、2シーズン目でのレッズ加入後初ゴールであり、モンテディオ山形時代を含めて3シーズン目でのJ1リーグ初ゴールだった。
ゴールネットから足が抜けずにいると、柏木陽介が覆いかぶさってきた。外見が似ていることから汰木を指して「兄弟みたいやろ」と言うこともある『兄』は、まるでペットをかわいがるかのように『弟』の髪をくしゃくしゃにして祝福した。
さらにアシストしたマルティノスも汰木に覆いかぶさり、声にならない絶叫で喜びを表現した後、「コーヤ!スーパーラン!スーパーラン!スーパー!」と汰木を称えた。
大槻 毅監督も「汰木がようやく取ってくれた。努力を...
続きはサイトメンバーズ(月額330円/税込)にご登録いただくことで、お楽しみいただくことができます。
続きはサイトメンバーズ(月額330円/税込)にご登録いただくことで、お楽しみいただくことができます。