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INTERVIEW
2023年05月05日

岩尾「ここで終わると思って全てを尽くす」

5月6日(土)、浦和レッズは3度目のアジア王者の座を懸けて、AFCチャンピオンズリーグ2022 ノックアウトステージ 決勝 第2戦 アルヒラル戦に臨む。 大会は昨年から続き、シーズン途中の決勝戦ではあるが、チームや選手個々にとって一つの大きな区切りとなる一戦。期限付き移籍で加入した昨季から、ピッチ内外でチームを良くするために腐心してきた岩尾 憲。試合に臨む上で、考え過ぎるというくらい考えるタイプだという岩尾は、『決戦』を前に何を思うのか。今の心境やアジア王者に向けた意気込みを聞いた。 【岩尾 憲】 (AFCチャンピオンズリーグ決勝 第1戦の前の心境と第2戦を控えた今の心境に違いはあるのか?) 「あるといえばあるし、ないといえばないです。変化はないですかね。帰国して生活やコンディション調整に関しては楽になっていますので、それが裏目に出ないように、緩み過ぎないように意識していることは第1戦の前との違いです。引き分けで帰ってきたとはいえ、相手も確実に勝つための戦いをしてくるでしょうし、僕たちもそれを受けてしまうと相手はより出力してくるという想定のもと、しっかりと準備しないと相手に持っていかれてしまう可能性も十分にあります。アウェイでは開始15分で失点しているということをしっかりと頭に刻んでおかないといけないということは個人的に思っています」 (第1戦の前は普段の試合と心境に違いはあったのか?) 「さすがにありました。キャリアで初めての経験でしたから。海外でトレーニングをして、試合をする、しかもファイナルという経験は今までありませんでした。世代に関係なく日本代表に入ったことはありませんし、未経験の選手にとっては非常にタフな1週間でした」 (タフで難しい環境でありながらも、ACL決勝という大舞台向かうという意味で選手としては充実した日々でもあるのではないか?) 「ネガティブなことを含めていろいろなことを感じながらも、それを感じられること自体が幸せなんだと向こうの宿で思っていました。プレッシャーを感じるとか、それこそ(FIFA)ワールドカップを経験しているような選手たちは、この緊張感の中でワールドカップに出場したり、海外で試合に出たりしています。酒井(宏樹)選手も言っていましたが、マルセイユはこういう緊張感が毎週来ると。そういうことが空想の世界ではなく、リアルにこの地球上で起きていると思うと、こういう経験が人を成長させてくれるのだろうと感じていました」 (本当に感じるのは2試合を終えた後かもしれないが、第1戦...


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