3月23日、さいたま市には冷たい雨が降り、ここ数日の陽気とは打って変わって肌寒かった。それでも堀内陽太は半袖半ズボンで走り回り、全体トレーニングが終わっても格好はそのまま、1学年後輩の早川隼平とともに最後までピッチに残っていた。 8日のJリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第1節 湘南ベルマーレ戦でメンバー入りできなかった18歳は、26日(日)に浦和駒場スタジアムで行われるYBCルヴァンカップ グループステージ第2節 清水エスパルス戦を前に、自らの立場をどう捉え、何をおもうのか。笑顔を絶やさず冷静に自己分析する青年はしかし、球際での闘い同様、内側に熱さを秘めている。 【堀内陽太】 (堀内選手はトレーニング中いつも半袖半ズボンだが、今日はここ数日と比べると気温が低く、雨も降っていたので寒くはなかったのか？) 「寒くありません。この1週間くらいは暑かったですし、トレーニングも最初から半袖と半ズボンで大丈夫でした。今日も室内で筋力トレーニングをしてからピッチでのトレーニングだったので寒くなかったのかもしれません」 (堀内選手は暑がりなのか？) 「夏はできることなら半袖と半ズボンよりも、もっと軽くしたいくらいです(笑)。汗っかきではありますが、暑がりではないと思います。どちらかと言うと寒がりです。トレーニングは冬でも半袖ですが、それ以外だと着込むタイプです。でも少し体を動かすと暑くなりますし、冬で半袖でも暑く感じてしまいます」 (全体トレーニング後には大久保智明選手と1対1で勝負していたが、勝負の行方はどうだったのか？) 「大久保選手に対する守備は最も大変です。関根(貴大)選手や松崎(快)選手もドリブルはすごいですが、大久保選手はまたタイプが違って、自分の真下にボールを置いているような状態なので奪いづらいです。ボールの置き方やリズムが独特だと感じます。今日の成績は3勝7敗くらいだったと思います」 (抜かれた後に倒れ込んで頭を抱える場面もあったが、どんな感覚だったのか？) 「完全にやられたという場面でした。ほとんどきれいにやられてしまいましたので、明日も1対1の勝負をお願いしました」 (今日はどちらからだったのか？) 「今日は大久保選手からでした。でも悔しかったので、こちらから明日の勝負をお願いしました。そういう勝負でも負けたくありません」 (今日のトレーニングでは4対4のミニゲームを行っていたが、自身の出来はどうだったか？) 「今日はシュートチャンスで外してしまいましたので、試合に出るということを考えるとしっかり決めきれるようにしていかなければいけません。激しい対人プレーになった際には勝つこともあれば潰されることもあります。そこは自分の強みだと思っていますので、もっとこだわっていきたいです」 (強みである対人プレー、球...

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