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REDS COLUMN
2022年02月22日

大きな目標へ。けん引力を増す岩波の決意

2022シーズンの日程を見ると、J1リーグの2試合目が目についた。そんなに先のことは考えられない。いや、考えるつもりがない。まずは最初の3試合。そう思っていたが、その中に『神戸』の文字があった。 「僕が生まれ育ったクラブですし、いつどんな状況でも対戦するのは楽しみです」 昨季のJ1リーグでは1勝1敗。YBCルヴァンカップではプレーオフステージで対戦し、2戦合計4-3でプライムステージ進出を決めた。 ただ、1つの敗戦、故郷で戦った明治安田生命J1リーグ 第31節の1-5での敗戦が今も悔いとして残る。 「ヴィッセル神戸には昨季のアウェイで徹底的にやられたので、昨年のうちにもう一度対戦したかったですが、残念ながらそういう機会はありませんでした。長いシーズンを戦う上で大量失点や連敗は避けなければいけません。今季はお互いに顔ぶれが変わった中、どういう試合になるか楽しみです」 岩波の言葉通り、今季のレッズは大幅にメンバーが変わり、チームの雰囲気も一変した。 岩波は昨季までのチームの雰囲気をこう回想する。 「ピッチ上のまとまりやピッチ上の雰囲気はすごく好きでした。締めるところに興梠(慎三)選手がいて、盛り上げ役に槙野(智章)選手がいて、その間に宇賀神(友弥)選手がいたような感じでした。それを客観的に見ている阿部(勇樹)さんがいて。まとまったときやスイッチが入ったときの練習の質はものすごく高かったです」 岩波が名前を出した選手たちがいなくなったレッズのトレーニングには、新加入選手と積極的に話す岩波の姿があった。 そしてチームの雰囲気に慣れたかと問われた新加入選手の多くが、岩波の名前を挙げていた。 「岩波選手はレッズの選手で唯一、昔から知っていた選手ですので、いろいろと話していますし、いろいろと教えてもらっています」(犬飼智也) 「岩波選手と仲良くなれるとは思っていませんでした。何があったのか分かりませんがずっと2人でふざけています。岩波選手はもう少し堅いイメージがありましたが、僕の冗談に笑ってくれます」(松尾佑介) 「まずピッチ外に関しましては、関根(貴大)選手や岩波(拓也)選手や西川(周作)選手といった、もともといた選手たちが気さくに声を掛けてくれて、溶け込みやすい雰囲気をつくってくれました」(岩尾 憲) 元来は人見知りをするタイプだった。小さいころは人と話すことが苦手で、選抜チー...


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