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REDS COLUMN
2020年08月18日

労を惜しまぬ貢献、そしてその先へ

感想はそれぞれ異なるだろう。『不細工』だと思った人もいるかもしれない。だが、こういうプレーこそが心を打つのではないだろうか。走った。戦った。貫いた。本来の持ち味である 『魅せる』プレーではなかったかもしれないが、関根貴大はチームのために身を粉にした。 1-0でリーグ戦3試合ぶりに勝利した15日のサンフレッチェ広島戦。関根が90分間で走った距離は約10.5kmだった。チーム内では柴戸 海、エヴェルトンの両ボランチについで3番目。両チーム合わせると4番目だった。 その数字を聞いた関根は少し不満げな表情を浮かべた。 「『そんなもんか』という感じです。感覚的には20kmくらい走ったんじゃないかという試合でした」 20kmくらい走った感覚。今季のJ1で最も走ったのはガンバ大阪の井手口陽介が第1節の横浜F・マリノス戦で記録した13.17km。20kmも走ることなどサッカーではありえないはずだが、そう思えたことこそがこの試合での関根の奮闘ぶりを示していた。 広島のフォ...


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