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REDS COLUMN
2023年10月30日

タイトル獲得のために。グラウンドキーパーの闘い

JリーグYBCルヴァンカップ 決勝 アビスパ福岡戦に向けた今週、『A面』のピッチが解禁となった。 濃い緑と薄い緑のしま模様がきれいに整ったピッチで、1日のオフを経て浦和レッズの選手たちがトレーニングを行っていた。 しかしこのピッチ、ただきれいなだけではない。 30日のトレーニングを終えたある選手は、「先日まで練習していたB面より柔らかい」と久々にA面でプレーした感想を述べた。 「それはね、選手が気を使ってくれたんだと思いますよ」 そう話したのは、大原サッカー場のグラウンドキーパーの1人だった。 「先週までのB面と比べて違いを感じることは間違いないですし、本当はやりにくいと感じたはずです。今回、僕らはわざとやりにくいと感じるピッチを作っているんです」 普段、グラウンドキーパーはプレーしやすいピッチをつくるために腐心しているはずだが、「やりにくい」とはどういうことなのか。しかもそれを「わざと」作っているとは。 ピッチの調整等については「本来、他言するようなことではないんですけどね」と言いながら、グラウンドキーパーは続ける。 「国立競技場の雰囲気を少しでも事前に味わってもらえた方がいいと思ったからです。例えば芝を国立に近づけて普段よりもあえて長くして、ドリブルやパス回しをやりづらくする。今週1週間トレーニングしていけばフィットしていくと思い...


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