2022年08月18日
ACL in 埼スタ
あと3試合。
『あの日』以来の舞台に向けて、『あの日』と同じ場所で闘う。
2019年11月24日以来の埼玉スタジアムでのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)。8月19日(金)20時にキックオフするジョホール・ダルル・タクジム(JDT)戦で熱き闘いが再開する。
オフが明けて迎えた『勝負の2週間』の初日。16日のトレーニングは緊張感がありながら熱がこもった雰囲気だった。
4日間の名古屋遠征を含めた5連戦を戦い、3週間ぶりにオフがあったことも影響しただろう。ただ、それだけではないことを敏感に感じ取ったのは、レッズでの2度のACL決勝を含め、さまざまな経験を重ねている西川周作だった。
「いつものJ1リーグを控える週初めとは少し違った雰囲気でした。緊張感があると僕はすごく感じました。こういう雰囲気で入れれば試合までいい雰囲気でトレーニングできるでしょうし、みんながそういう覚悟を持っていると思います」
「レッズにとってのACLは他のクラブと比べて全然違うもの」と理解するのは、準々決勝の前日にあたる21日に20歳の誕生日を迎える若手ながら、ジュニアから数えればレッズ歴が10年目になる鈴木彩艶だ。
「僕の記憶にあるのは2017年、2回目の優勝です。スタジアムには行けませんでしたが、トップチームの闘いをテレビでずっと見ていました。あの歓喜は何かもう…トップの選手ではありませんでしたが、浦和レッズの一員としてすごくうれしかったですね」
彩艶はグループステージでは6試合中4試合にフル出場。今季のACL(とYBCルヴァンカップ)の経験では、現時点で西川を上回る。そして彩艶と牲川歩見の存在は、西川にも「誰が出てもおかしくないレベルですし、彼らを代表しているだけに少しでも下手なプレーはできないと思いながらプレーしています」と言わしめる。
彩艶もチームの雰囲気を感じ取りながら、まずは19日に埼スタのピッチに立つことを意識している。
「個人としてもいつ出番が来てもしっかりとパフォーマンスできるように準備しています。チームとしては違った大会、海外のチームとの闘いに臨む雰囲気でトレーニングできています。やれることはやっていると思いますし、あとはチーム一丸となって向かうだけです」
GK陣が感じるチームの雰囲気の良さは、直近の結果も影響...
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