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REDS COLUMN
2022年06月11日

10日前からの顕著な変化。全力でポジションをつかみにいく

大原サッカー場に「ドン」と低く大きい音が響く。少し目を離した際に聞いた音の元をたどると、足を振り抜いた後の安居海渡がいる。 鋭いサイドチェンジ。スピードと威力のあるシュート。正当に体をぶつけてボールを奪うだけではなく、後ろからぶつかられてもびくともせずに相手が倒れてしまうほどのフィジカル。 リカルド ロドリゲス監督は「常に全力でトレーニングしてくれている」と評したが、6月2日から7日まで続いたオフが明けてからの安居のプレーは、生気に満ちている。 「試合に関わっていきたいと強く思っていますし、どんどん自分を出していかないといけないという気持ちは前より強くなりました」 つい10日前までは別人のようだった。気持ちが歪んでいた。声のトーンは低く、表情に動きがない。 安居も自覚していた。 「『なんで使ってもらえないんだろう』、『いつ使ってくれるんだろう』とずっと思い続けていました」 J1リーグでここまで3試合に出場。第7節 清水エスパルス戦以降、2ヵ月ほど遠ざかっている。 AFCチャンピオンズリーグ グループステージでは山東泰山戦2試合に出場し、いずれもゴールを決めた。1試合目は右足、2試合目は左足。持ち味の一つであるミドルシュートを決め、アピールはできたと思っていた。 しかし、帰国してからの7試合は、出場はおろかメ...


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