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REDS COLUMN
2022年04月05日

果てなき焦燥感に駆られ、自らに課す結果

やや前傾で肩が前に出ているような独特な姿勢から一気にトップスピードに乗る。育成組織出身の2学年先輩で同じドリブラーの関根貴大もうらやむ初速の速さで相手を抜き去り、ゴールに迫る。 2日にアウェイの札幌ドームで行われた北海道コンサドーレ札幌戦でも、FWから左サイドにポジションを移すと、果敢に仕掛けた。 「チームとしてボールをいい形で前に供給することが少なかったですし、分かりやすくサイドで仕掛けると相手の脅威になると思いました」 3月20日の順天堂大学戦で1ゴール、3月26日の作新学院大学戦で5ゴールとトレーニングマッチで結果を出し、公式戦9試合目にしてレッズの選手として初めて公式戦のピッチに立った。 松尾がレッズの選手として公式戦に立つまでには、始動日から3ヵ月弱、開幕から2ヵ月弱の時間が必要だった。沖縄トレーニングキャンプは無事に終えたはずだったが、大原に戻ってくると体は言うことを聞かなくなっていた。 チームが開幕に向けてトレーニングを進める一方、松尾は室内のトレーニングジムでエアロバイクに乗り、足はよどみなく回転させながらも、ぼんやりとした表情でピッチを見つめることもあった。 「いろいろな人から『焦るな』とも言われましたし、しっかり治してからシーズンを始めることが一番だと思っていましたが、焦りたくなる気持ちもありました」 焦り。焦燥感。 沖縄トレーニングキャンプ最終日。総括を求められ、松尾は同じ言葉を用いていた。冒頭に「最高でした、で終わりですよ」と話した数分後、川崎フロンターレに勝利することになるFUJIFILM SUPER CUP 2022に話が移ると、松尾は表情から笑顔を消していた。 「不安ですね。楽しみな気持ちもありつつ、でも焦燥感もありつつ、もっとやらなければいけないと思うことは多いです」 前提としてあるのは、その焦燥感と後の負傷は無関係だということ。3週間のトレーニングキャンプを終えて体に痛みがないことの方が不思議だが、少なくともその時点で松尾は1ヵ月近くもサッカーから離れるとは思っていなかった。 一体、何に焦っていたのか。そう...


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