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INTERVIEW
2022年02月25日

クラブの全タイトルを知るからこそおもうレッズの理想像 〜平川忠亮コーチ インタビュー〜

浦和レッズとはどんなチームなのか。浦和レッズはどうあるべきか。それを今、チーム内で最も知る人物と言えるだろう。 平川忠亮。選手としてレッズ一筋17シーズンを過ごし、トップチームのコーチになって今季で4シーズン目となるその人である。 ルーキーイヤーから多くの試合に出場し、監督が何度代わろうとも、ライバルが何人加入しようとも、ポジションをつかみ取り続けた。そしてクラブ史上初タイトルとなった2003年のJリーグヤマザキナビスコカップ(現 JリーグYBCルヴァンカップ)から2018年までに13個のタイトルを獲得。もちろんJ1リーグやAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の優勝も経験した。 引退後はすぐに指導者の道へ進み、レッズユースでの期間を経てトップチームのコーチになり、昨季の天皇杯優勝、今季のFUJIFILM SUPER CUP優勝に貢献した。今年30周年を迎えるレッズが獲得したタイトルで、彼が知らないものは存在しない。 一方でなかなか結果が出ずに苦しい時期も選手、コーチとして経験した。選手として、スタッフとして、酸いも甘いも知る彼は、現在のチームをどう指導し、どう見て、どう感じているのか。目標であるJ1リーグ優勝に向けて、何が必要だと考え、何を指導しているのか。全体トレーニング終了後、選手たちが居残りトレーニングに励み、リカルド ロドリゲス監督の「バモ!」といった声が響き渡るピッチの横で話を聞いた。 (沖縄トレーニングキャンプの時点でチームは順調に進んでいる印象を受けたが、平川コーチの感触はどうだったのか?) 「昨季のこの時期に比べるとそうですよね。昨季からやっている選手がいることもありますが、さらに次を目指せる、1年で作ってきたものの積み上げができている感触はありました」 (チームの雰囲気は昨季までと比べると静かなのかもしれないが、いい雰囲気でトレーニングできているのではないか?) 「ベテランが抜け、彼らのパワフルさはなくなりましたが、今いる選手たちなりのパワーを感じます。新しい選手も多いですが、みんなが純粋にリカルド(ロドリゲス)監督のサッカーを吸収し、試合に出たい、チャレンジして浦和レッズで試合に出るんだ、という意気込みをすごく感じました。昨季とはまた違うパワーを感じています」 (平川コーチは選手としてもいろいろな状況を経験したが、クラブの目標であるJ1リーグ優勝に向かっていくという意味での雰囲気や意気込みはどう感じているか?) 「J1リーグで優勝した2006年もそうでしたが、やってきたことが積み上がってきている感触があります。あのときに近い感覚がありますね。ただただやってきたことを次のシーズンもやるだけではなく、新しい力が入ってきて、またチームとしてパワーアップできるチャンスだと思います。昨季は天皇杯を獲りましたが、さらにチームとして上を目指すという意気込みを感じますし、選手たちがそれにしっかりとついてきている感触はあります」 (まずはクラブやチームとしてもっと上を目指そうという雰囲気があるということか?) 「まずはフットボール本部からチームを変えていく決意を感じますし、現場としても3年計画の3年目で結果を残す、J1リーグを獲りにいくんだということで、僕らもやらなければいけないことは多いですが、一番は選手たちがピッチで非常に楽しそうに、前向きに取り組んでくれていたことがまずトレーニングキャンプで良かったことでした」 (チームにはそれぞれ色があると思う。あらためて振り返って2006年のチームはどんなチームだったのか?) 「あのときは個性の塊でした(笑)。(ハンス)オフト監督が築き上げてきた土台に、個性的な選手たちが加入したことでさらにパワーアップし、そのチームを(ギド)ブッフバルト監督がうまくまとめていったという構図があったと思います。今回もミシャ(ミハイロ ペトロヴィッチ)監督(現 北海道コンサドーレ札幌)のころの土台から一度、崩れかけたものを大槻(毅)監督(現 ザスパクサツ群馬)が作り出して、リカルド監督が来て、という中で、今はいい流れにあると思います。経験があるベテランはいなくなりましたが、それを『彼らがいないから』ではなく、次の世代の選手たちが歴史を創っていくという意味でも、去っていった選手たちのためにも新たな浦和レッズを作っていかなければいけません。そういう責任は非常に大きいと思いますし、特に昨季から残っている選手、(西川)周作や関根(貴大)たちのプレーを見ても、『やるしかない』『彼らに笑われるわけにはいかない』という気持ちを感じます。優勝に向かって、着々に準備ができていると思っています」 (今の話にも出てきたが、特に関根選手は経験のある選手が抜けることが決まった昨季...


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