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REDS COLUMN
2024年10月09日

いま欲しいものは得点力とピッチでのリーダー

監督着任後、初の中断期間 2週間の中断期間、もう10日間ほどになったが、マチェイ スコルジャ監督が9月6日に着任し、本格的に指揮を執るようになって4試合を経て初めて試合のない週末を迎える。 9月19日(土)J1リーグ 第34節 東京ヴェルディ戦に向けた具体的な準備は週が明けてからになるだろう。今週は強化すべき部分のトレーニングに力を入れるはずだ。最大の課題は、正確なビルドアップからゴールに至る過程のブラッシュアップになる。応援する者にとって、勝利の次に感じたいのはゴール時の喜びだが、それを3試合見ていない。 失点は4試合で4点だが、流れの中から奪われたのはオウンゴールによる1点だけだ。27試合で42ゴールという上位チームにも遜色のない8月までの得点力が少しずつでも戻ってくれば、再開からの7試合(6試合と半分)で巻き返しをすることができるだろう。 そのサッカー面での強化と、もう一つ東京V戦までに改善したいことがある。 ピッチでのリーダーの存在を濃くすることだ。 昨季は、歴戦の強者でキャプテンでもある酒井宏樹、ピッチ内の監督代行とも言える岩尾 憲がいた。チームが用意した試合プランがうまく嵌まらないとき、あるいはアクシデント的に先制されてしまったとき、リードしていても相手に押し込まれる時間が続いたとき、つまり流れを変えたいときに、この2人は大きな役割を果たした。 酒井は強度の高い、ときには激しいプレーを見せて、チームメートに「積極性を取り戻せ」と背中でハッパをかける。岩尾は、何人かの選手と素早くコミュニケーションを図り、プランの微調整や変更を意思統一する。タイミングを見て「こういうふうにするから」とベンチと共有することも忘れなかった。 他にセンターバックのアレクサンダー ショルツも味方を鼓舞し、閉塞状態が続いているときには最終ラインから相手のバイタルエリアまでドリブルで持ち上がるプレーを見せた。それはチャンスを作るだけでなく攻撃面での奮起を仲間に促すことも目的だった。 昨季の2022-23ACL優勝や、J1リーグで4位という成績を残すには、彼ら『ピッチでのリーダー』の存在...


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