2014年03月03日
「限界域の最大化へ」野崎信行アスレティックトレーナー 第2回
■サッカーのパフォーマンスアップにMSCトレーニングはどのようにつながっていくのでしょうか?
「このトレーニングのコンセプトを、僕はよく家に例えて話しています。家の屋根の部分をピッチで行われるサッカーだとします。プレーをするためには、筋力、持久力、スピード、ジャンプといった体力が必要になってきます。これが家の壁や柱にあたるものです。そして、すべてを支えるものが基礎的な運動能力です。まさに、Mobility(可動性)、Stability(安定性)、Coordination(協調性)なのです」
■つまり、家全体を大きくするための土台になるというわけですね
「大きな建物をしっかりと建てるためには、それに見合った土台が必要です。そこが、まさにMSCトレーニングで取り組む所です。先ほど申し上げた、基礎運動能力となるMSCの各能力をしっかりと鍛えることによって、壁や柱が強くなり、屋根も大きなものにできると考えています。場合によっては、上に乗る屋根がバスケットボールやバレーボールなど他の競技でも良いかもしれません。それによって壁や柱も変化しますが、土台はすべての競技で共通です。ですから、そこを鍛え上げることが家を大きくしてパフォーマンスを向上させることにつながるのです」
■土台は一度作り上げれば良いということではないのでしょうか?
「継続的な実施で、MS...
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