2018年11月24日
vs湘南 試合後 オズワルド オリヴェイラ監督・曺 貴裁監督(湘南)
【オズワルド オリヴェイラ監督】
「非常に戦いの激しい試合となりました。両クラブとも違った目的でしたけど、勝ちたい試合でした。そして、レッズはたくさんのチャンスをつくりながらもゴールを決めることができず、ベルマーレは数少ないチャンスをうまくモノにしたと思います。その、チャンスで決めるかどうかという違いが生まれた試合でした」
[質疑応答]
(相手に2点目を取られてからはどのようなプランだったのか?)
「両サイドのトライアングル、特に右サイドからは試合を通じて形をつくることができていたんですけど、そこでのパフォーマンスが少し低下しはじめたところで、2失点目の後は形を少し変えて、ズラタンをターゲットとして入れることによって、相手ゴールの近くにボールを届けるという形にしました。そういうところで形はできたんですけど、得点につなげることができませんでした」
(今日は茂木選手を起用し、武富選手もかなり久しぶりのプレーだったが、彼らのプレーをどう評価しているか?)
「いいトレーニングをしていて、今回の緊急事態で試合に出てくれた選手たちです。武富の場合は、本来のポジションではなかったんですけど、柏木が出られないというところで、以前、大学やユースとの練習試合でプレーしたことのあったポジションで使いました。もちろん、彼は役割をこなそうとがんばってくれて、いいプレーも見せてくれたんですけど、本来のポジションではなかったというところもあったと思います。
茂木はボランチ、サイドバック、ウイングバック、センターバックなど、いろいろなポジションでプレーできる選手なんですけど、できる中では一番向いていないセンターバックで、本日は使いました。というのは、センターバックはもっと力強さや背丈が必要かもしれないからです。ただ、危なげないプレーはしてくれたと思いますし、将来性のある選手ですので、今後はボランチ、もしくはサイドで見てみたいと思っています」
(リーグ3位以内に入ってACLに出場する可能性はなくなったが、残りの試合や天皇杯への意気込みは?)
「もちろん天皇杯も含め、我々は集中してACLに向かっていきたいという気持ちを持っています。今までも、このリーグと天皇杯の両方でACLを目指していましたけど、リーグでの可能性がなくなった今、天皇杯では必ず優勝してACLにつなげたいと思っています」
【曺 貴裁監督(湘南)】
「残り2試合となって、J2の昇格チームも、まだ1チームが決まっていないですけど決まり、11月は先ほどの挨拶でも言いましたけど、来年のステージがJ2とか、そういうことが決まった後でホームゲームをやることが多くて、何とも言えない気分でいましたけど、今日の勝利は次につながるものだと思っています。浦和さんの技術の高いプレーに少々戸惑うところはありましたけど、サッカーというのは不思議なもので、前節のガンバとか、清水の試合とか、磐田の試合の方が我々の良さを出せた場面があったのですがそのときは点が入らず、今日みたいに粘りきってやっているときにスーパーな2点が入るというような、改めてサッカーの難しさを感じられた試合になったと思います。
言葉で言うと、今日の試合は徹底するしかないと思っていて、まっすぐ行ってここで右に曲がれ、というときに右じゃなく左に行くというのは許さないつもりで、この一週間つくってきました。攻守共に徹底した感じがチームの中に根強く残っていて、ミスが大きなミスにつながらない、逆に相手が隙を見せたときに仕掛けられる、みたいな試合になったのかなと思います。
今年1年だけじゃないですけど、11月のこの時期に選手たちを見て、非常に成長したと思いますし、ただもっといいのは、これが終着点ではなく通過点である、と僕が思っていることが、チームにとってすごくいいのかなと思います。30歳を過ぎた選手も18歳の選手も、同じように...
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