2024年12月08日
J1 第38節 vs 新潟 試合後 宇賀神・興梠
(昨日の練習まではどのような思いで練習していたか?)
興梠慎三
「自分は7月末に引退会見をして、4ヵ月間という時間は、モチベーション的にはすごく難しい部分がありました。もちろん試合にも出ていない状況が続いていましたし、試合に出たとしても、今年引退する自分が本当に試合に出ていいものかと、そういう葛藤もありつつ、すごく難しかったです。でも、残されたこの4ヵ月間で自分なりにチームとしてできることは何かと考えたとき、やっぱりトレーニングから背中で見せていこうということは常に思っていましたし、それを貫いてできたことはすごく良かったと思います」
宇賀神友弥
「僕は11月末に正式に発表したのですが、引退すると決めてからはすごく心がスッとしたというか、やりきったな、というのが正直なところです。今シーズン、引退するために帰ってきたわけではない、というのは先ほどピッチでも言わせていただきましたが、本当にそういう気持ち、このクラブを優勝させる気持ちで帰ってきた中で、なかなか試合に絡むことができず、チームの力になることができていない中でも、慎三君も言ったように、練習の中から若い選手や試合に出られていない選手に自分の100パーセントを見せ続けることで、自分の経験などはしっかりと伝えることができたんじゃないかと思います。最後は日にちがどんどんなくなっていく中で、慎三君と一緒にプレーする時間もあと何日しかないんだろうなとか。今まで長く一緒にプレーしてきた選手ともうできなくなるんだというのがすごく寂しかった、というのはありますし、最後はできれば慎三君と一緒に同じピッチに立ちたかったですけど、そういうことも含め、最後にスピーチしているところを自分の目に焼き付けておこうと思いながら、現役を終わることにはスッキリしているんですけど、みんなと一緒にいる時間がすごく名残惜しい、という時間でした」
(最終戦、興梠選手はスタメンで、宇賀神選手は途中出場でした。ピッチに入るときと出るときの気持ちは?)
興梠慎三
「ファン・サポーターのみなさんはもちろん、自分がゴールを決めることを期待していたと思いますけど、その期待に応えられないことが自分自身すごく残念に思います。今日はスタメンで出ましたが、やっぱり自分の力で勝たせることはもうできないと感じたので、自分自身はもう少しできるのかと思っていましたけど、今は自分にすごくガッカリしています」
宇賀神友弥
「言われて思い返してみましたけど、もう少し感慨深い感じになるのかと思ったのですが、原口(元気)が交代するとき、めちゃくちゃ怒って出てきたので、『怒ってんなあ』という(笑)。最後はもうちょっと『ウガ!』みたいに言ってくれるのかと思いきや、最後までコイツ怒ってんな、と思いながら入りました(笑)。
(試合が終わったときは)やっぱり悔しいなと。みんながロッカールームのお風呂でいろいろ話していたり、『この悔しい感じのままで次の開幕まで何ヵ月も待たなきゃいけないのか』みたいな会話を聞いて、原口だったり他の選手にこれからの浦和レッズを背負っていってもらいたいなと、改めて強く思いました。それはしっかりと、みんなに引き継ぐことができたのではないかと思います」
(2人にとって、浦和レッズとは?)
興梠慎三
「間違いなく、自分自身を成長させてくれたクラブだと思います。まだまだ未来のあるチームだと思いますので・・・宇賀神、言ってあげて(笑)」
宇賀神友弥
「僕はもう、ありきたりですけど、浦和レッズとは人生です。僕にとってなくてはならないものですし、今まで選手としてアカデミーから約20年間プレーしてきましたし、これから先も僕と慎三君はこのクラブに残ると思うので、これからの人生も続いていくと思いますし、浦和レッズというクラブがいろいろな人の人生になっていかなきゃいけないと思います」
(興梠選手...
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