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REDS COLUMN
2014年11月14日

頼れる男の願い

やはり、ここぞというときに頼りになる男だ。11月3日に行われた横浜F・マリノス戦の79分、バイタルエリアにフリーで入ってきた阿部勇樹は関根貴大のパスを右足ダイレクトで叩く。不意のシュートにGK榎本哲也は弾くのが精いっぱい。そのこぼれ球を関根が押し込んだ。 関根がヒーローなのは間違いない。ただ、その時間までことごとく浦和の攻撃を潰してきた横浜FM守備陣に対し、阿部が虚を突いたシュートを打っていなければ生まれなかったゴールだ。 あの場面を見たとき、ふと脳裏に浮かんだのは大ヒットしたバスケットボール漫画『スラムダンク』のワンシーンだった。主人公・桜木花道を擁する湘北がライバルの陵南と全国出場をかけて戦っている。手に汗握る接戦が続くなか、桜木が普通ではあり得ないようなプレーを連発して湘北に流れを引き寄せる。その時、敵将の田岡監督が叫ぶ。 「何故 桜木がそこにいるんだあ!?」 おそらく横浜FMの選手たちも同じようなことを思ったのでは...


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