2020年07月07日
鈴木大輔 インタビュー(6)
(サッカー選手としてだけではなく、ピッチ外でもいろんなことを考えたり行動したりしている印象だが、いわゆるコロナ禍についてはどう捉えているのか?)
「アスリートの価値みたいなことは、1人の社会人としてこういう状況になると試合ができない、つまり自分の価値を発揮できないので、じゃあ何ができるんだろうと考えて行動していたつもりです。いつも基準としては、サッカー選手としてだけではなく人としてどういうキャリアを踏んでいくかだと思っているので、普段からサッカー選手としてのことだけを考えるのは好きではありません。コロナ禍が改めてそういうことを深く考えるきっかけにもなって、『自分が持っている今の価値で何を与えられるのか』ということはすごく考えました」
(そういう意識が浦和医師会や金沢市にマスクを寄付したことにもつながったのか?)
「今できることは何かを探しながら、マスクを寄付させてもらったり、中高生とオンラインで一緒にトレーニングしてみたり、個人の発信でもいろいろなことができるので自分が経験してきたことを伝えたいと思いました。それがどれだけの人に刺さるのかは分かりませんが、見てくれて何かを感じてくれる人がどこかにいると信じてやっています。試合で感動を届けられない時期でしたが、いろいろな角度で自分が踏んできたキャリアを生かした価値を生み出そうというテーマでやっていました」
(そういう...
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