前線で軽快な動きを見せる姿を双眼鏡で追うと、背中に「11」の数字があった。 沖縄での第1次トレーニングキャンプ2試合、指宿での第2次トレーニングキャンプ5試合。オフのトレーニングマッチ7戦すべてにおいてゴールを挙げた石原直樹が、ピッチで躍動していた。 2月16日の蔚山現代FC(韓国)戦では、芯を捉えることはできなかったが、バイシクルシュートを狙う場面もあった。 「昨年、ケガをする前なら、ちゃんと当たっていたかな」 苦笑しながらも言葉が弾む。 「でも、ああいうプレーも自然と出るようになってきたのは良かった。ボールに向かっていくところは、もう問題ない」 サンフレッチェ広島でリーグ戦2年連続二ケタ得点、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では2年間で5得点を記録するなど大きな期待を受けて浦和レ...

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