日本時間3日23時にキックオフされた『2010FIFAワールドカップ南アフリカ』の準々決勝、ドイツ代表対アルゼンチン代表は、4－0という予想外の大差でドイツが勝利した。その衝撃は翌4日になっても消えることはなく、10時からの大原サッカー場にもさまざまな悲喜こもごもの風景を作り出していた。 練習開始前のピッチ、ポンテが頭上で両手を叩き合わせながら、声を上げる。 「アールゼンチン！アールゼンチン！」 そう連呼するポンテの視線の先にいるのは、もちろん、セルヒオ・エスクデロ。 ポンテのからかいに、セルヒオは「何も言い返せない」とでも言いたげな表情で苦り切った笑みを浮かべていた。すると、その様子を見ていた細貝が2人のところに寄ってきて、ポンテに対して「あ、ブラジルだ～！」とひと言。細貝の言葉が「オランダに逆転負けしたブラジルだ」という意味だとすぐに悟ったポンテは、今度は自身が苦笑い...

---

続きはサイトメンバーズ(月額330円/税込)にご登録いただくことで、お楽しみいただくことができます。