2025年04月15日
荻原拓也「誰がどう見ても、『今日の試合は荻原だった』と言われるくらいに」
1試合平均のクロス数3.9本はJ1リーグで7位。連係が合わない場面もあったが、紙一重のボールもあった。試合中に計測したトップスピードの時速34.5kmは9位。いずれもチームトップの数値である。スプリント総数の148はチーム内でマテウス サヴィオに次いで2位(データはJリーグ公式サイト参照※10節終了時点)。3月28日のセレッソ大阪戦ではチーム最多の31回を記録。客観的なデータを見れば、数字は悪くないが、今季、クロアチアのGNKディナモ・ザグレブから復帰した荻原拓也は物足りなさを感じている。
「まだ自分のクオリティーをチームに還元できていない。もっと、もっとできるはずです。攻撃のところで違いを出していきたい。クロスの本数は多いですが、ゴール期待値は高くないので。組織の中でプレーするのは前提ですけど、個人で突き抜けていけば、チームをより助けられると思っています」
10節終了時点でレッズの戦績は3勝4分け3敗。序盤戦を振り返れば、守勢に回る試合も多かった。敵陣に押し込む時間帯は限られ、サイドバックが頻繁にオーバーラップできる状況ではない。当然、思うようにクロスボールを蹴ることもできなかった。ただ、それを言い訳にするつもりはない。成功率を高めるために日々、考えを巡らせている。
「チームメートと対話をしていくしかないと思っています。僕の中での突き抜けるイメージは、もっと当たり前のようにチャンスクリエイ...

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