兆候が見られたのは、2週間前の3月9日。大原サッカー場で行われたトレーニングマッチのアルビレックス新潟戦だった。2シャドーの位置に入ったトップチーム昇格1年目の関根貴大は、思い切りのいい飛び出しとドリブルでアルビレックス新潟の守備陣を再三苦しめていた。 ミシャ監督も清水戦後の会見で「キャンプや練習で素晴らしいプレーをしていた」と彼について述べていたが、関根はヤマザキナビスコカップ予選グループ第1節・柏レイソル戦に引き続き、2戦連続で登録メンバーに名を連ねた。そして後半開始と同時にピッチへと送り込まれ、清水エスパルスを相手にJリーグデビュー...

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