私が中学２年生の夏。全国大会に出ていたチームは、３年生でレギュラーGKだった選手が前十字靱帯を切ってしまい、まだ入ってきたばかりの田尻（有美／現レッズレディース）しかGKがいなくなってしまったんです。さすがに、まだチームに入って間もない選手を試合に出すことは難しいということで、当時ジュニアユースレディースの監督だった神戸さん（慎太郎／現レディースユース監督）が誰か代わりの選手を起用しようとしました。紅白戦などでいろいろな選手を試したんですが、そのときに私もGKをやって、そうしたら、普段フィールドプレーヤーをしているときは声を出していないのに、GKになったときは大きな声でコーチングをしていたそうなんです。それを見ていた神戸さんが、「フィールドプレーヤーをやっているときよりいいじゃん！」と言ってくれて、それで私がGKを務めることになりました。 小学生のときに少し...

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