2012シーズンの浦和レッズが、スタートしている。 17日の監督記者会見から21日の２部練習まで。そこまでを取材して私が感じたのは、やはり新チームへの期待だった。 もちろん、昨季残留争いをし、2008年から思うような結果を残せておらず、クラブ自ら発信しているように、ファン・サポーターからの信頼を回復することなど、さまざまな課題を抱えているという現状がある。現実を見つめなければならないことは、十分理解している。 そのため、その期待も、タイトル獲得というような大きなものではない。ここ数年のネガティブな雰囲気を払拭してほしいという願いを込めた、今はまだ、ささやかなものにすぎない。 だが、難しい状況であっても、そうした期待を抱かせてくれるものを、監督や選手たちのトレーニングに取り組む姿などから感じることができてもいるのだ。 特に...

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