25日、昨日の試合に出場した選手たちと45分ほどのクールダウンメニューをこなし終えたエジミウソン、他の選手は三々五々宿泊施設へと戻っていったが、エジミウソンは逆方向へと足を進めた。彼が向かったのはスタジアムでいえばバックスタンド側。そこには取材陣や見学者たちがピッチ脇の柵越しに立ち並び、出場のなかった選手たちが取り組むトレーニング風景に熱い視線を送っていた。そのうちの1人にエジミウソンは笑顔で歩み寄ると、こう声をかけた。 「ヘーイ、ヤマ！」 相手は取材で訪れていた山口素弘氏。日本がはじめて出場したFIFAワールドカップ・フランス大会時の日本代表ボランチで、引退後の現在はテレ...

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