「武田英寿」、ピッチの中と外で随分と印象が変わる選手だ。浦和レッズの新人の仕事の一つであるドリンクの片付けを行っている姿や、他の選手と話している際の表情にはまだ少年のあどけなさが残っている。 しかしピッチに入れば一変する。表情に力がこもればあどけなさは瞬く間に消え去り、先輩たちと遜色がなくなる。表情と同じように、武田はプロ1年目の2ヵ月目にしてレッズの一員として堂々とプレーしている。 第98回全国高校サッカー選手権大会での決勝進出を経て、遅れてチームに合流した際には違和感もあった。青森山田高校での最年長からレッズのプロ最年少。立場が一変したことで違和感もあった。ただ、ピッチに入った際の違和感はそれとは比較できないほどだった。 高校サッカーと...

---

続きはサイトメンバーズ(月額330円/税込)にご登録いただくことで、お楽しみいただくことができます。