2013年10月13日
日々の積み重ね
「ハーフタイムに冗談で『俺がヒーローになる!』って言ってたんですよ」
照れ笑いをしながら、そんなエピソードを話してくれたのは関口訓充だ。決勝進出へ勝利が絶対条件となった、10月12日のヤマザキナビスコカップ準決勝の第2戦の川崎フロンターレ戦、何度となくチャンスを迎えながらも得点が奪えずに0-0のまま迎えた後半34分、関口はピッチに送り込まれた。
その直後である。左サイドでボールを受けると、迷うことなく縦への突破を試みる。相手DFには関口が右利きであるという意識もあったのだろう。躊躇なく仕掛けた背番号11の鋭い突破に為す術もなかった。一気に振り切ると、「DFとGKの間を狙ってニアにピンポイントで合わせられた」という高速クロスが興梠慎三にピタリ。これが決勝進出を決めるゴールとなり、まさに『ヒーロー』になったのだ。
予感は、あった。
9月28日の...

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