浦和レッズは新シーズンに向け、思い切った動きを見せた。期限付き移籍からの復帰組も含むものの、実に11人もの選手を新たに加えた。今シーズンは通常のリーグ戦に加え、ＡＣＬも戦うという過密日程を考慮した補強とは言え、登録メンバー27人のうちの３分の１強は昨年いなかったメンバーというのはなかなか大胆な血の入れ替えだ。 新加入11選手のなかで、もっとも期待度が高いのは大宮アルディージャから移籍してきたズラタンだろう。実際、『浦和レッズマガジン2015年3月号』（2月12日発売）に掲載されていた「今季新加入、復帰組で期待したい選手は？」というTwitterでのアンケートでも、ズラタンは全体票の30パーセント以上の票を得ていた。 昨シーズン、興梠慎三が終盤に腓骨骨折で戦線離脱してからチームの攻撃力が明らかに落ちたという事実がある。それゆえ、1トップを務められる選手を補強することは今オフのマスト案件だったが、ズラタンの獲得はここまでのパフォーマンスを見ると当たりと言っていいだろう。 186cm、80kgと恵まれた体躯のスロベニア人FWは、フ...

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