リーグ戦も残り3節。第31節の横浜F・マリノス戦に勝利したことで、次節のガンバ大阪戦との直接対決に勝利すれば2006シーズン以来のリーグ優勝が決まる。悲願成就もいよいよ現実味を帯びてきた。 苦しみながらも勝ち切った横浜FM戦の勝利は当然、全員が我慢したからこその結果だった。ただ、中でも最も我慢しているのは柏木陽介かもしれない。 最近の柏木は自らの特長を存分に生かしているとは言い難い。彼の最大の特長はその類まれなるキック精度を生かして得点に直結するプレー。しかし、昨季はリーグトップの12を記録し、今季も一時、首位を走っていたアシスト数も11で停滞し、遠藤保仁(ガンバ大阪)、中村憲剛(川崎フロンターレ)に抜かれて3位に甘んじている。ゴールに直結するプレーはシーズン終盤に差し掛かり、減少...

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