「1年1年、1日1日を積み重ねてきたので、『35かあ』という感じがします」 5月1日に35歳の誕生日を迎えた平川忠亮の、その節目に対しての率直な言葉がこうだ。筑波大学時代にはユニバーシアード日本代表のキャプテンも務め、2002年に浦和レッズへ加入。以来、両サイドでプレーでき、守備にも攻撃にも高い能力を発揮する選手として活躍を続け、2014年3月23日の清水エスパルス戦ではJ1通算300試合出場も達成した。 平川の加入以来、レッズは多くのシーズンで3バックシステムを採用してきた。アウトサイドを務める選手にとっては、ピッチの縦105メートルを基本的に1人でカバーするという、相当な運動量を求められるポジション...

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