2011年08月07日
情熱は永遠に(2)
「非常にお世話になった先輩なんで…」
そう口にした後、坪井慶介は言葉を詰まらせた。しばし黙り込み、「ちょっと……、言葉にするのは難しいですね」と続けた。
坪井が日本代表に初めて招集された2003年、2つ年上の松田はすでに30以上の代表キャップ数を誇る選手だった。代表では『新参者』である自分のことを、松田は何かにかけて気にしてくれたと、坪井は振り返る。
「いろいろな人が思っている通り、サッカーに対して非常に熱くて、兄貴的な存在でした。一緒に試合で組むこともあって、そんなときはすごく気を遣ってく...
続きはサイトメンバーズ(月額330円/税込)にご登録いただくことで、お楽しみいただくことができます。
続きはサイトメンバーズ(月額330円/税込)にご登録いただくことで、お楽しみいただくことができます。