【岩波拓也】 (23日のパリ・サン＝ジェルマン(フランス)でキリアン エンバペ選手を見事に止めたシーンがあったが、どのような対応だったのか？) 「まずその前のJ1リーグの清水エスパルス戦で序盤に神谷(優太)選手との1対1のシーンがありましたが、そのときとシチュエーションが似ていました。僕が1対1で止めたという事実はありますが、あの場面で酒井(宏樹)選手が全速力で戻っています。僕が相手にアタックしているタイミングは、僕が抜かれても酒井選手が間に合うというところまで戻ってきたタイミングです。 うまく取りきれたように見えたかもしれませんが、かわされたとしてもその次に酒井選手がカバーしてくれるだろうというイメージをしていました。僕が一人で突っ込んで、相手選手に抜かれてしまうと後ろに誰もいません。たとえばそこでファウルをすればレッドカードになりますし、酒井選手が間に合っていれば、もしファウルになってもイエローカードで済む確率が高くなります。そこは意識しながら、相手のスピードをある程度、吸収するようにしていました。ただ、Jリーグの選手はドリブルをしながらボールが足から離れるタイミングがあるのでそこを狙うようにしていますが、エンバペ選手は...

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