出遅れはあった。昨年10月に負った右肩関節脱臼。全治4ヵ月という診断通り、武藤雄樹の今シーズンは別メニューでスタートした。チームが新たなフォーメーションや戦術に取り組む中、他の選手と同じスタートラインには立てなかった。 それでも、第2次沖縄トレーニングキャンプ中の武藤の表情は穏やかだった。段階を踏んでトレーニングのメニューが少しずつ変わっていくこと、それにより復帰を実感できるのがうれしかった。 「アップまでみんなと一緒にやったり、ボールを蹴られるようになってきました」 第2次沖縄トレーニングキャンプ中に、部分合流するといつも通りの爽やかな笑顔でそう話していた。 開幕には間に合わなかったが、明治安田生命J1リーグ 第1節 湘南ベルマー...

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