6月11日、浦和レッズはアウェイのニッパツ三ツ沢球技場で行われる明治安田生命J1リーグ 第17節 横浜FC戦に臨む。 横浜FCとは2年ぶりの対戦。前回のアウェイゲームは2-0で勝利したが、終了間際の89分に試合を決定づける2点目を決めたのは、大久保智明だった。 大久保にとってもレッズ加入後初めて、プロ選手として初めてゴールを決めた相手。その相手との対戦を前にどんなことを思い、どんな試合にしたいとイメージしているのか。 「横浜FCは初ゴールを決めた相手ですし、そのスタジアムでもあります」 大久保は「横浜FC」というチーム名を聞いてすぐに自らそう発し、2年前を思い出しながら続けた。 「1年目の前半はほとんど試合に出られず、このクラブに残ることはできないのではないかと思うこともありました。6月の天皇杯でチャンスをもらい、それから少しずつ出してもらえるようになりましたが、攻撃の選手として大切なゴールを決めることはできていませんでした。シュートを打つような場面もほとんどなかったと思います」 そんな状況で迎えたのが9月11日の横浜FC戦。今回と同じニッパツ三ツ沢球技場での試合だった。78分に途中出場した大久保は1-0で迎えた89分、相手のFKからチームメートがゴール前で体を張ってこぼれたボールを拾うと、自陣からドリブルを開始。並走するキャスパー ユンカーにスルーパスを送ると、キャスパーのシュートは相手GKに防が...

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