明治安田生命2016Ｊリーグチャンピオンシップ決勝第1戦まであと1週間という22日に行なわれた明治大学とのトレーニングマッチ。90分×4本で行なわれたこの試合のラスト45分、左ストッパーの位置に入っていたのは平川忠亮だった。 2002年にレッズに加入して15年目。左右両ウイングバックで数多くの試合に出て来た平川だが、左のストッパーでプレーする機会はほとんどなかったはずだ。だが、そこはベテランの味。一列前の左ウイングバックに入った高木俊幸をうまく動かしながら、ビルドアップにもチャンスメイクにも貢献していたのは、さすがだった。 「自分が普段、ワイドでやっているときに、ここで出してほしいなと思うタイミングでトシ(高木)にパスを出したいと思っていた。それに、右利きで左サイドにいるとダイレクトに裏へパスを出しやすいんです。そういうこともあって、落ち着いて動かせたかなと思...

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