伊藤涼太郎は、4月29日の名古屋グランパス戦に出場し、プロサッカー選手として公式戦デビューした。1万人以上の観衆の前でプレーしたことがなかったという彼にとって、4万人を超える人が詰めかけた埼玉スタジアムのピッチは、未体験の空間だった。頭が真っ白になり、自分がどこに立っているかも分からなくなるほど緊張したという。 だが、「すごく楽しくて、このピッチでサッカーできるのが幸せだな、というのは、今でも覚えています」と、人生の節目となる一日を、笑顔で振り返っていた。 彼が埼スタのピッチに立つチャンスを得たのは、彼自身の才能と努力によるものだろう。しかし、伊藤は周囲の人々への感謝も忘れない。 「キャンプから期待してくれて...

---

続きはサイトメンバーズ(月額330円/税込)にご登録いただくことで、お楽しみいただくことができます。