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REDS COLUMN
2013年03月20日

レッズサポーターとレッズ、広州との共同作業

国旗、NG。 発炎筒、当然NG。 専用貸し切りバス以外でのスタジアム入り、NG。 食べ物、飲み物、NG。 大旗、NG。 横断幕は浦和レッズサポーター席全体で2枚までOK(ただし、入場前にすべて事前審査あり)。 2月26日。旧正月(春節)明けの中国・広州で行われたAFCチャンピオンズリーグ広州恒大vs浦和レッズ戦は、来場者に対して過去に例を見ない多くの“禁忌事項”が設けられる異例の試合となった。 さまざまな「禁止」や「規制」を打ち出してきたのは、中国当局だ。 中国当局が数々の禁忌事項を示してきた要因として考えられるのは、以下の事柄である。 一番大きいのは、昨年9月の反日デモ後初の「中国vs日本」の試合となることだった。騒動以来、中国で日本がらみの数多くのイベントがキャンセルされてきたのは、国内騒乱を起こさないためという目的もあったが、ACLは中国といえども避けられない国際大会。しかも、日本の国会にあたる「中国全人代」を3月に控え、問題を起こすことはご法度だった。さらには、過去にさまざまな問題が勃発してきた「サッカーの試合」であること。なにより「浦和レッズサポーターの強烈さ」が日本から伝わってくるにつけ、否応なしに身構えざるを得なかった。両国が事態の沈静化を模索する中、試合会場や広州市内で混乱が発生し、日中関係に悪影響を及ぼすことは避けたかった、というものだ。 このような環境下での試合とあって、中国当局から『勅命』を下された広州当局は、厳戒態勢を敷くことでトラブルの芽を封じ込めようとしていた。 だが、レッズのサポーターには「こうしろ」と言われて「ハイ」と返事をする文化はない。レッズのサポーター文化は熱狂的で自由なサポートスタイルを持つことで知られており、サポーター自身も自分たち発信のリベラルなスタイルに誇りを持っている。 中国式の警備を頭から押しつけられれば、反発や混乱を引き起こすリスクがあると考えるのは自然なことだった。レッズは、厳戒態勢は避けられないとしても、サポーターの安全を確保するには、不公平さを極力排除した「公平なルール」の下での試合開催が最重要というメッセージを広州側に送り続けることにした。 さらに、2010年の上海万博の日本産業館で、中国当局と粘り強く折衝し、数々の問題を解決した専門家と契約を結んだ。メディア総合研究所の鄒(ゾウ)大慶氏はさいたま市在住のレッズファンでもある...


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