実働20シーズン、公式戦725試合出場39得点。これが、山田暢久が浦和レッズで積み上げてきたキャリアだ。競争の激しいプロサッカー界において20年もの間プレーヤーであり続けてきたことはもちろん称賛されて然るべきだが、彼の特筆すべき点は、そのキャリアを浦和レッズというクラブただ一つで完遂させたことだ。 キャリアのすべてを一つのクラブに捧げたサッカー選手のことを、リスト・オブ・ワン・クラブ・マンと呼ぶことがある。移籍が活発に行われる現代のサッカー界において、こうした選手は特に貴重なものとなっているのだが、その中でも20年を越えるキャリアを一つのプロサッカークラブで過ごした選手は、日本ではもちろ...

---

続きはサイトメンバーズ(月額330円/税込)にご登録いただくことで、お楽しみいただくことができます。