J1第33節、サガン鳥栖戦。後半3分、マルシオが相手陣内でFKを獲得すると、前線にいた宇賀神友弥は、自分がつくべきやや後方のポジションに戻ろうとしていた。そして、そのとき彼は頭を抱えるようなそぶりを見せ、苦笑いを浮かべていた。 その様子を見ていて、おそらくその前にあった、彼が最も得意とするカットインからのシュートチャンスに、キレ良く切り返しすぎたためボールが浮き、シュートを打てなかったことを悔やんでいるのだろうなと思っていた。 だが、翌日、彼にそのシーンのことを尋ねると、イメージはやはりシュートだったと認めた上で、意外な言葉が返ってきた。今、振り返ると、その一連のシーンに手応えを感じている...

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