リカルド ロドリゲス監督の特別インタビュー第2回。前回に引き続き、現在のチーム状況や今後についてはもちろん、リカルド監督の普遍的な考えや指導、アイデアや理想などについて話してもらった。サイトメンバーズをご覧になっているファン・サポーターへのメッセージにもリカルド監督らしさが出ているので、ぜひ最後までご覧ください。 (たとえばある要素で圧倒的な力を持っている一方、欠けている部分がある選手がいるとする。そういう選手がピッチに入っていい部分を出してくれればいいが、欠けていることによってチームの歯車が狂うこともあると思う。そういう選手をどう起用するか、どういう組み合わせにするかの判断は難しいのではないか？) 「組み合わせによってチームのプレーは変わります。ですので、ゲームプランを用意したとしても、それを実行するのが容易なときと難しいときがあります。どの選手をどの選手を組み合わせるのかを考えなければいけません。 また、試合の中で状況が変わることもありますので、1つの試合でも時間帯を切り取っていくと、いくつかの試合があると私は思っています。そして今どのような試合が行われているのかということを読みながら、その都度どの選手を使うのかを判断しなければいけません。途中でどの選手を投入するのかを考えなければいけません。 8月は私たちにとって、新しい選手が到着して、トレーニングキャンプのような時期でした。ただ、トレーニングキャンプと違うのは、勝ち点が懸かった試合を戦いながら、選手たちの組み合わせを見なければいけなかったということです。パフォーマンスが悪くても勝ち点を取れた徳島戦などはチームとして光る部分はあまりなかったかもしれませんが、選手の組み合わせを発見している中で取れた勝ち点には大きな価値があったと思います」 (理想に果てはないのかもしれないが、1年目のチームとして考える理想にはどれくらい近づいているのか？) 「大事なことは、成長し続けることです。今年もシーズンが始まったころは少し大変な時期もありましたが、たとえば4月は選手それぞれがいいパフォーマンスを見せ、チームとしても良かったと思います。その後はキャスパー(ユンカー)選手が来て、ゴールを決めながらチームの結果に...

---

続きはサイトメンバーズ(月額330円/税込)にご登録いただくことで、お楽しみいただくことができます。