少年期にサッカーと出会い、魂を撃ち抜かれたエピソードを交え、プロを目指すターニングポイントとなった出来事。プロサッカー選手としてのルーツを探り、サッカー選手としてのアイデンティティを獲得していく様をモノローグ形式で綴る新連載企画『ボールを蹴って、人生を変えた男たち』。1人目は槙野智章が少年期を赤裸々に語った。 【生意気な少年とサッカー】 僕がサッカーを始めた理由は、もう単純です。父と兄の影響なんですよ。僕は男３人兄弟の一番下なんですけど、物心ついたときから、常に周りにサッカーボールがあって、サッカーができる環境があったんです。兄たちがサッカーを始めたのも、父の影響ですしね。父は、特にサッカーで有名なわけではないし、選手としてもすごかったわけではないと思いますけど、...

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