【西川周作】 (チームが非常に好調で、いい守備からいい攻撃に移れることができているという印象だが、そのあたりの手応えはどうか？) 「失点数を見ても堅い守備から後半に得点することでしたり、追加点を奪える試合が続いていますので、守備と攻撃がいい形でつながっていると思います。みんなが前で走ってくれて、非常にコンパクトに守ってくれていますので、GKとして仕事がそんなに多くないと思っていますし、できるだけ相手のチャンスの芽を摘むことで勝つチャンスもより出てくると思っています。みんなにその自信が付いた状態で毎試合戦えていると思います」 (ディフェンスラインと西川選手の距離感についてどう考えながらリスクマネジメントしているのか？) 「自分たちがボールを持っている時間が長ければ長いほど、相手FWにどう付くか、誰がカバーに入るかということに目を向けて声を出しています。コロナ禍でお客さんも声が出せない状況ですが、僕たちの声はみなさんにも聞こえると思いますし、味方にしっかりと伝えられているということもあると思いますので、そういうところは徹底してやっていかなければいけないと思います」 (後ろから見て攻撃のバランスはどうか？) 「試合を追うごとにいろいろな形が出てきていると思いますし、自分たちが攻めている状況でボールを取られても切り替えが早いです。球際や切り替えは一つポイントにしています」 (25日のFC東京戦の2点目のゴールは関根貴大選手のシュートがバーに弾かれたところを江坂 任選手がいち早く反応して決めた。サンフレッチェ広島戦も関根選手のシュートはGKに弾かれたが、キャスパー ユンカー選手が詰めた。横浜FC戦の2点目も数的有利ではあったが、キャスパー選手のシュートをGKに弾かれたところを大久保智明選手が詰めた。一方で守備面でもルーズボールも拾えていると思う。攻守にわたってルーズボールの反応が速くなっていると思うが、西川選手の感触はどうか？) 「シーズン序盤に比べると、攻守ともに上がっていると思います。特に最近ではシュート練習をする回数が非常に多く、全体トレーニングが終わってからも居残りでトレーニングする選手が多くなっていますし、ただシュートを打つだけではなく、こぼれ球に対しても最後まで追う、ボールがラインの外に出るまでやるというトレーニングをしていました。そういうことがみんなのちょっとした意識の変化につながっていると思います。練習は嘘をつかないと思います。 守備に関しては、セカンドボールを回収する場所、一人ひとりがどこに戻らなければいけないという役割が試合をやっていくにつれてはっきりとしてきたのが一つ大きいことだと思います。なので、みんなの一歩目が早いですし、ちょっとしたところですが、そういうところが失点をしないことや得点することにつながっていると思います。 横浜FC戦の最後のセットプレーも2人の選手がしっかりと体を張ってくれた状況からカウンターでトモ(大久保)のゴールにつながりましたし、今まで積み上げてきたものが形になったゴールだったと思います」 (西川選手に限らず、岩波拓也選手のロングパスがゴールにつながったりしているが、西川選手自身が相手の裏を狙う際、以前は橋岡大樹選手を狙うことが多かったと思うが、今はターゲットが増えているのではないか？) 「前にキャスパーがいれば裏に走れますし、サイドには速い選手、(汰木)康也やタカ(関根貴大)がいて、途中からなら(田中)達也がいます。競り勝てる選手もいますし、(江坂)任も背はそんなに高くないですが、競り勝つ能力が高いです。一人ひとりの個の力を引き出すボールの質は考えながらプレーしているつもりですし、僕自身ももっと攻撃に参加しながら、相手が嫌がるプレーをしたいと思っています」 (今日は浜野征哉GKコーチの誕生日だったが？) 「49歳の誕生日でした。GK陣のみんなでお祝いさせてもらいました」 (あらためて西川選手にとって浜野GKコーチはどんな存在なのか？浜野GKコーチにあらためて伝えたいことはあるか？) 「GKチームでハマさんの運動量が一番多いくらいです。トレーニングが終わっても走りにいったり、試合の日も早朝に走っていたり、そういう姿を見ていますので、僕たちもまだまだトレーニングしていかないといけないと思います。そういう姿勢、意識の高さをハマさんから学んでいますし、真似できるところは真似したいと思っています。 プレーに関しても、いつも細かく分析してくれたり、映像を用意してくれたりしていますので、毎試合、頭の中で整理しながら、今日のプレーはこうだったから次はこうしようと考えることができる...

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