2024年12月03日
トレーニング後 宇賀神
【宇賀神友弥】
(現役最後の試合までいよいよカウントダウンという状況だが、現在の心境は?)
「ラスト1週間ですし、みんなと一緒に練習できるのも、選手としてこのピッチに立てるのも今日のトレーニングが終わってしまってあと4日なので、1分1秒をかみ締めながらプレーしたいと思います」
(あらためてこの大原サッカー場は宇賀神選手にとってどんな場所なのか?)
「今シーズン、レッズに帰ってきたとき、戻ってきて初めてこのピッチに足を踏み入れたときの感覚、思わずにやけてしまうような感覚だったことをすごく覚えています。浦和レッズでいうと13年間、いろいろな選手とずっと切磋琢磨してきたピッチなので、自分の人生において本当に特別な場所だと思います」
(今季限りでの現役引退を発表してから1週間の反響はどうだった?)
「浦和レッズの公式で14時に発表されてから、夜の12時までずっと携帯電話を触っていました。ずっと返信していました。それくらいいろいろな人から『お疲れさま』という声もいただきましたし、『まだまだやれるんじゃないの?』など、いろいろな意見ももらいましたが、あらためて自分としてはすっきりしています」
(その中でも印象に残っている言葉は?)
「こんな選手も連絡くれるんだ、みたいなことも結構ありましたし、(FC)岐阜でプレーしていた選手はこんなに自分のことをリスペクトしてくれていたんだと思いました。あとは(伊藤)敦樹から連絡が来たのはうれしかったです。『流大(流通経済大学)に行ったときからウガさんを目標に頑張ってきました』といった熱いメッセージだったので、すごくうれしかったですし、頑張ってきてよかったと思いました」
(今シーズンここまでレッズの戦いやその中での自分のことを振り返ってみるとどうだったか?)
「個人としては1試合しかピッチに立てず、チームの力になることができなかったと強く思います。チームとしても残留争いに巻き込まれるという苦しいシーズンだったので、その力になれなかったということが一番悔しいです。そういうときにこそ自分の力が必要だと思って日々100パーセントでやってきたつもりですし、そういう姿勢を若い選手たちが見て、次につなげてもらえればと思います」
(その支えなくして残留はなかったと思うが)
「そう言っていただけると自分としては頑張ってきた甲斐があります」
(今季最終戦はファン・サポーターの方々にとって見たい反面、これで見納めなのかという複雑な心境だと思うが)
「みなさん、僕より興梠慎三のゴールが見たいだろうと思うので、その手助けができればと思いますし、僕がアシストして興梠選手がゴールを取ってチームが勝つというのが一番だと思っています」
(どういうプレーに磨きがかかっているところを見せてくれるのか?)
「変わらないです。変わらず自分の泥臭いプレー、見てくれる人が何か感情的なものを持って帰れるようなプレーをしたいと思います」
(ウガゾーンを覚えているが)
「そうですね、最後は自分としても。でも興梠選手がゴールを取れなくて僕がゴールを取って勝つのもあれなので、控えめに狙います」
(2人とも決めればいい)
「そうですね。ただ、プロサッカー選手である以上、とにかく勝つ、勝利を届ける。満員のスタジアムでプレーできると思っていますし、とにかく勝つことだけ、浦和レッズを応援して...
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