【トーマス】 (昨日の柏レイソル戦で今季初めてメンバー入りをしたが、現在のコンディションはどうか？) 「久しぶりに戻れて気分はいいです。プレシーズンのほとんどをケガのせいで無駄にしてしまいましたが、メディカルチームのみなさんのおかげでしっかりとしたリハビリを行えたこともあり、やっとのことで試合のメンバーに戻ることができました。チームの一員という感覚があり、非常にうれしいです」 (今年のチームの戦いぶりをどう見ているか？) 「戦術的なところはチーム全体としてリカルド(ロドリゲス)監督のサッカーを理解してきていますし、パフォーマンスも徐々に上がってきている感触があります。後方からボールを握り、ボールポゼッション率を高めながら、しっかりとゲームをコントロールしているイメージがあります。シーズンが進むにつれ、サッカーも成熟していくだろうという感触があります」 (柏戦でメンバーが発表されたとき、トーマス選手の復帰に興奮したファン・サポーターがたくさんいたが、彼らに伝えたいことはあるか？) 「そのようなファン・サポーターがいてくれることはうれしい限りです。そして、ピッチ上でしっかりとパフォーマンスをすることが待ちきれない気持ち状況です。メンタル的にも準備が整っていますし、一日でも早くピッチに戻って、表現したいと思っています」 (メンバー入りまで来るのに本当に長かったが？) 「昨年からなので、すごく長かったです」 (昨年12月に治療のために一時帰国という形から始まったが、長期離脱の原因となった負傷はどんなものだったのか？) 「簡単に言うとグロインペイン症候群という恥骨にものすごい痛みが生じるようなケガでした。そのケガの状況にも関わらず、3～4試合、痛み止めを飲みながら無理をしてプレーしてしまったことが悪い方向に行ってしまいました。そして、シーズンが終わる前に治療のために帰国したというのが昨年の流れでした」 (グロインペイン症候群はサッカー選手の職業病のようなケガだと言われているが、手術はしなかったのか？) 「サッカー界の中ではメジャーな、かなり周知されているケガの種類ですが、手術などはせずに、体のバランスを整えながらしっかりとケガを直す形で現在に至っています」 (復帰を目指している段階でいいときもあれば悪いときもあったり、気持ちとして難しいこともあったりしたと思うが、どんなことを思いながら過ごしていたのか？) 「もちろん難しい状況でした。いい日もあったり悪い日もあったり、ものすご...

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