今季限りでの現役引退を発表し、FIFAクラブワールドカップ サウジアラビア2023が浦和レッズの選手として臨む最後の大会となるホセ カンテにインタビューを実施した。 インタビューを実施したのは、12月10日。サウジアラビアに向けて日本を発つ数時間前、ファン・サポーターからの熱烈な見送りを受ける直前のことだったが、カンテは「これから長い旅が始まると思うと少しげんなりします」と笑いながら、穏やかに心境を語った。 レッズで過ごした現役最後のシーズンを「誇りに思える」と話したカンテ。ファン・サポーターの愛情を感じながら、世界を驚かせるゴールを決めるべく、ビッグタイトルに挑もうとしている。 (今季限りでの現役引退を発表してから約2週間、そしてFIFAクラブワールドカップでの闘いまであと5日間という時期だが、今の心境はどうか？) 「今はすごく冷静、穏やかな心境です。これから旅路があり、まだ試合まで数日あります。サウジアラビアでのトレーニングやピッチ、雰囲気など、いろいろなことが待っています。そして素晴らしい大会、興味深い大会が待っています。試合の前になったら興奮するでしょう」 (今日は大原サッカー場でのトレーニングだったが、FKからワールドクラスと言えるほどの強烈なボレーシュートを打った。何度も言われてしつこいと思われることは承知だが、とても引退を控えている選手とは思えない) 「あはは。もちろんまだまだサッカーをエンジョイできますし、まだまだサッカーで自分を出せます。まだ何か表現できるものはあります。まだ若いですし、体やメンタルの面でも、まだサッカーで何かができると感じますが、シンプルにそういう時期が来たのだと思います。以前から決めてい...

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