2020年03月08日
『浦和を背負う』ために
チームメートと話している姿を見ると、岩波拓也はいつも人懐っこい柔和な笑顔を浮かべている。
こんなこともあった。サッカー選手にとっては定番中の定番と言える、ボールを蹴ってラインに近づけるニアピンゲーム。岩波は興梠慎三との勝負に敗れてしまった。すると関西人の気質もあるのだろうか、「こんなゲーム考えたの誰やねん!」と根も葉もない文句を言って周囲を爆笑させた。
しかしトレーニング、特にゲームや対人メニューに入るとその表情は一変する。鋭い眼光で相手のボールを狙い、ボールを奪えばピッチを切り裂くような縦パスやロングフィードで攻撃の速度を一気に速める。そのプレーはハイラインを保って高い位置でボ...
続きはサイトメンバーズ(月額330円/税込)にご登録いただくことで、お楽しみいただくことができます。
続きはサイトメンバーズ(月額330円/税込)にご登録いただくことで、お楽しみいただくことができます。