2014年12月27日
『ボールを蹴って、人生を変えた男たち #7』関根貴大 第3回
池田伸康監督が、仲間の大切さと共に言い続けてきたのが、世界を目指す選手になれ、ということだった。
「『プロになるなんて小さい夢を持つな、世界を目指せ』ということを常に言ってくれて、そこから俺も世界というのを意識するようになりました。練習の中で毎日欠かさず言われるんですよ。だから俺だけでなく、みんな世界を目指す気持ちになっていたと思います」
世界に出て行く選手になるために、という意識が、自分を向上させるという、選手たちの原動力になっていった。それも19人の選手たちが3年間、レッズでサッカーをやり続けた要因かもしれない。
もう一つ、池田が強調してきたことがある。それは選手に「浦和レッズ」の一員だという自覚を持たせることだ。
「レッズを背負ってるんだぞ、ということはいつも言われました。試合前も、みんな目をつぶって胸のエンブレムを握ってから円陣を組んでいました。レッズのプライドを持ってしっかり戦って...

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