2012年09月19日
『ボールを蹴って、人生を変えた男たち #2』梅崎 司 第3回
【再びの転機】
大分ユースではもちろん寮でした。高校はクラブに進められた、ユースの選手のほとんどが通っている私立高校に行きました。公立高校と思っていたのですが、母親に負担をだいぶかけてしまいました。そういうことを考えることで、自分がすごく大人になれた時期でもありました。
ユースでの練習は衝撃でした。レベルが高すぎて、3年間ついていけるのかな、と思いました。そんなことを考えたのはこのときが初めてです。プロになったときも、あれほどの差は感じませんでした。
必死だったですね。何か武器がないと、ここでは生きていけないと自分なりに考えました。1年生のあるとき、Bチームのコーチが左のサイドハーフをやらせてくれて、そこからドリブルの仕方が変わりました。それまでもボールを持つのが好きだったんですが、縦に突破してクロスか、あるいはカットインしてシュートか、というのを自分でひたすら...

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